もしあなたが、日常的に生きづらさを感じているとしたら、ここらでちょっと息抜きしませんか。
そんなときは、「常識の通用しない世界や人物を描いた漫画」をおすすめします。
漫画を通して、現実にはありえない価値観に触れてみませんか。
人は価値観のゆらぎを体験したときに、新しい世界が見えてくることがあります。
そんなストレス解消法もたまにはいいですよ。
そこで今回は、主人公たちの言動があまりにもぶっ飛んでいて、忘れられなくなるレベルの作品を紹介します。
ぶっ飛んだ主人公が忘れられない漫画ランキング
1位: 鬼畜島(きちくじま)
廃墟研究サークルの男女6人が上陸した島は、地図にない島。
その島で、白昼堂々と人が殺されるのを目撃した彼らは、予想もできない恐怖に巻き込まれていく。
これぞ究極のグロ漫画です。
鬼畜ファミリーの神をも恐れぬ所業の数々が描かれていきます。
普通の人間にとっては無慈悲で残忍な行為も、彼らにとっては純粋な楽しみです。
彼らにとっていちばん大事なこと、それは、己の欲望を満たすこと。
そのためには、邪魔者を殺すことに何の躊躇もありません。
彼らはまさに、通常の倫理観とは一切無縁の原初的世界の住人なのです。
でも実は、鬼畜はどこにでもいたのです。
生死のかかった絶望的な状況の中、人はだれでも鬼畜になり得るかもしれない。
そんな事も考えさせられる作品です。
2位: パンプキンナイト
壮絶ないじめを受け、精神病院に入院していた桐乃尚子が脱走した。
彼女の目的は、自分をいじめたクラスメートの5人に復讐すること。
かぼちゃのマスクを被り、パンプキンナイトと名乗る彼女は、狂気と暴力にまみれた復讐鬼と化していた。
グロ描写に特化した、スプラッタ漫画の王道作品です。
これでもかとばかりの攻めの描写に圧倒されます。
ですから、グロ耐性の方にしかおすすめしません。
この作品の一番の特徴は、復讐する側の主人公が、とにかく凶悪なことです。
自分の行く手を阻む者は、誰であろうと躊躇なく惨殺するのです。
つまりこの作品、”狂気の殺人鬼(虐められた側) VS 権力を笠に着る悪の元凶(虐めた側)” という対立構図が成り立つのです。
倫理観とは一切無縁の、スプラッタ世界(純粋な別世界)が味わえる稀有の作品です。
3位: いともたやすく行われる十三歳が生きるためのお仕事
かつて妹を少年たちに虐殺された、黒鉄陽人(くろがねあきと)。
彼らは保護観察処分を受けただけで、何の反省もなく、今もなお、のうのうと生きている。
犯人への憎しみが消えない陽人(あきと)だが、ある少年との出会いが彼の運命を大きく変える。
それは、天使のような殺人者、十三歳のしょーたろーだった。
どこから見ても普通の少年にしか見えないしょーたろー。
実は、暇つぶしに復讐の請負をする、”殺しの天才” なのです。
人を殺すことに躊躇なく、相手が警察だろうと国家権力だろうと意に介さない殺人者。
これがしょーたろーの裏の顔です。
そんな彼が、善良な一般市民の代表のような、人の悪意に慣れていない陽人(あきと)と出会いどう変化していくのか。
最後まで目が離せなくなります。
奇想天外な設定だけでは終わらない、読み応えのある作品です。
4位: あなたの鼓動を見させて
一見ピュアなゆるふわ系女子のこころ。
彼女はある日を境に、”心臓の鼓動が見たい” という抑えられない衝動にとりつかれる。
誰も知らない彼女の ”裏の顔” が明らかになっていく。
まずタイトルに注目してください。
”あなたの鼓動を聞かせて” ではありません。
”あなたの鼓動を見させて”です。
つまり心臓を取り出さなければならないのです。
この異常な設定が、まるで恋愛小説のように自然と展開していくところが実に見事です。
主人公・こころは心臓の鼓動を見ることに、異常な執着心を燃やします。
彼女は、己の欲望を果たすためには手段を選びません。
彼女は、己の欲望を拒むものは、たとえそれが闇の組織であろうと警察であろうと、一向に意に介しません。
彼女は生まれながらの ”純粋な異常者” なのです。
どんな悪意も陰謀も狂気も彼女の ”純粋な異常性” に比べたら物の数ではありません。
そんな彼女がどんな結末を迎えるか、必見です。
5位: いじめるヤバイ奴
仲島は、クラスメートの白咲さんへの壮絶なイジメを毎日繰り返す、自他ともに認める「いじめっ子」。
ところが真相は、白咲さんにイジメを強要されていた、彼女の奴隷だった。
もしも、うまくイジメられなかったら、白咲さんの壮絶なお仕置きが待っている。
イジメなければ命が危ない。
仲島の精神は崩壊寸前だった。
まさに倒錯したこの設定。
白咲さんは、マゾでヤンデレなアブナイ女子高生かと思いきや、どうもそんな単純じゃないんです。
自分だけをイジメさせることに強くこだわっている白咲さん。
彼女の言動からは並々ならぬ覚悟が感じられるのです。
一体、彼女の真の目的は何なのか。
白咲さんの過去が知れるにつれて、目が離せなくなります。
”ひときわ目立った設定” と ”先の見えない展開” で読者を魅了するこの作品は、いじめ問題を扱った作品の中では、異彩を放っています。
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