彼女の口癖は、「私は、まっとうな仕事について、堅実に生きる、普通の社会人」
でも彼女には、もう一つの顔がある。
それは、知る人ぞ知る凄腕霊媒師。
男勝りのドS発言とは裏腹で、根はとても優しい斎(いつき)は、人が困っているのを放ってはおけない。
そんな彼女が実際に解決した霊障案件を通して、読者は生と死に真摯に向き合うことになる。
『強制除霊師・斎(いつき)怨念旅館』をすぐに読んでみたい方は、こちらのサイトをおすすめします。
この作品は、実話をもとに書かれたものです
実話だと聞いて怪しく感じる方もいるかも知れません。
まさに、「信じるか信じないかは、あなた次第」の世界です。
でもちょっとだけ言わせてください。
霊が見えない者にとっては、霊のことはただ想像するだけです。
だからといって、「想像することしか出来ないものは存在しない」とは決して言えないはずです。
自分には見えないからと言って、それらが存在しないことの証明にはなりません。
単に自分の力では、その存在を確認することが出来ないだけなのかもしれないわけですから。
それに世の中には、自分にはない力を持った者がいくらでもいることぐらいは容易に想像できますから、霊能者がいても不思議はないはずです。
問題なのは、霊能者を名乗る者たちが本物かどうかをどうやって見抜くか、だけです。
具体的な方法はわかりませんが、この作品に関して言えば、現実に霊障で悩んでいる人がいて、斎(いつき)の除霊で救われたという事実が重要です。
自分の理解や想像を超えたことは、なかなか信じられないのが人間ですが、”人智を超えた存在” を否定しない方にとっては、この作品は、生き方や死に方を見つめ直す大きなきっかけになるはずです。
この作品の主人公・斎(いつき)は、ちょっと男勝りの、ドSなツッコミが魅力の女性です。
自分の能力を金にする気はサラサラなかったのですが、子供たち(飼い猫たち)のために何かと入用になり、背に腹は代えられない状況に追い込まれ、除霊を引き受けるのです。
それ以来、生来の優しさから、悩みを抱えた人たちを放っておけず、いくつもの霊障案件を解決していくのです。
一番の魅力は、なんとも小気味好い除霊の仕方です。
思わせぶりなところは一切なく、即断即決の素早い除霊。
あっという間の出来事に、当事者たちはあっけなさを感じるほどです。
霊に対して、「上がりたいか潰されたいか」を問いただし、聞く耳を持たない、たちの悪い霊は強制連行。
でも潰すほどじゃない霊は、とりあえず下に落として改心の機会を与える、という優しさもあるんです。
余計な演出が一切ない、なんともアッサリした展開ですが、僕はここに実話のリアルさを感じました。
もう一つリアルな実感がありました。
それは、霊の力か、神の力かはわかりませんが、この世には目に見えない大きな力が厳然として存在する、という実感です。
その大きな力の前では、人が自力で制御できることなど、たかが知れている、と感じました。
僕は霊能力などかけらもありませんが、そう思わずにはいられなくなったんです。
軽い気持ちで読み始めた作品でしたが、人の本来あるべき生き方について、これほどまでに考えさせられるとは思いもよりませんでした。
人によっては、思いも寄らない大きな影響を受ける作品だと思います。
ぜひ多くの方に読んでもらいたい作品です。
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《まんが王国》
*強制除霊師と検索してくださいね。
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