ある日突然、他の人には見えない「化け物」の姿が見えるようになった主人公・みこ。
でも相手は、こちらが気づかなければ何もしてこない。
そこでみこがとった対抗策は、ただひたすら無視するというフルシカト作戦。
でもこの作戦、地味にきつかった。
『見える子ちゃん』は、2021年現在ネットでは、6巻まで配信されています。
みこはなぜ突然、霊視能力が身についたのか。
みこが見えるようになった化け物の正体は、そもそも何なのか。
ほとんど何もわからずに物語は進みますが、そんなことはあまり気になりません。
友達を守るために頑張るみこの奮闘ぶりが、とても健気で純粋で目が離せないからです。
この作品は、ストーリー展開や設定も魅力ですが、何よりも登場人物たちに魅せられます。
今回は、みこ、に焦点を当てて紹介します。
主人公・みこ の行動から探る彼女の魅力
この作品は、ほとんどみこの頑張りで成り立っています。
みこで始まりみこで終わるといっても過言ではないくらいみこを中心に物語は展開していきます。
では、みことは一体どんな女の子なのでしょうか。
それは、みこの行動を通して見えてきます。
孤軍奮闘の みこ から目が離せない
人は、危機的状況に見舞われた時、その本性を表すのではないでしょうか。
そう考えると、みこが危機的状況の中でどう行動するかに注目すると、彼女の人となりが見えてきます。
みこは普段は、見た目はおっとりした、優しい心の持ち主です。
ある日突然「化け物」が見えだし、事もあろうに親友のハナに取り憑いているのを見て危機感を感じます。
「見えるのは自分だけ。ハナを助けられるのは自分だけ。」そう思い詰めるみこ。
その日から、みこの孤軍奮闘が始まります。
「化け物」に対抗するみこの唯一の武器は、シカトすること。
自分が見えていることを相手に気づかれなければ、やり過ごせる、と判断したみこは、勇気を振り絞ってシカトするのです。
みこの勇気が試されます。
いつ何時現れるかわからない「化け物」たち。
突然現れたときにどう対応できるか。
みこの冷静さや、判断力が試されます。
「化け物」が見えたところで、戦う力があるわけじゃない。
でも、取り憑かれているハナを見殺しにはできない。
みこの責任感が試されます。
良かれと思ってした行動が、ハナを危険な目に合わせることに。
その危機的状況をどう克服するか。
みこの心の強さが試されます。
次々と襲いかかる危機に、みこは実際どんな行動をとったか、ぜひ本編を読んでみてください。
みこは、「化け物」が見えるようにはなったものの、普通の女の子です。
見た目はおっとりで、友達思いの女子高生です。
そんなどこにでもいる女の子・みこが、勇気を振り絞る姿は、応援したくなります。
冷静に判断し、自分の責任を果たそうとする姿に感動します。
後悔に押し潰されることなく、強い心を保ち続ける姿に、胸が熱くなります。
『見える子ちゃん』は、素敵な女の子・みこの成長物語としても読める、異色のホラーコメディなのです。
ホラー × コメディ × 友情 × 成長物語、に興味のある方に、おすすめします。
『見える子ちゃん』が気になる方、すぐに読んでみたい方は、僕がいつも利用している電子コミックサイト「まんが王国」をおすすめします。 こちらからどうぞ。
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