『今際の国のアリス』は、2021年現在ネットでは、18巻まで配信され、すでに完結しています。
Netflixのドラマ版の衝撃的なシーンを見て、この作品から離れてしまった方もいるかも知れません。
でもこの作品の原作漫画は、単純なバイオレンスアクションではありません。
派手な残虐シーンが売りの、刺激だけを追求した漫画でもありません。
『今際の国のアリス』は、生きるということについて深く考えさせられる作品です。
メインテーマは、”人が理不尽な「死」に直面した時、生死を分けるものはなにか” そして、”生きる支えになるものは何か” という深いテーマを扱った作品なのです。
主人公・アリスの場合、彼の生死を分けたものは、「観察力」。
彼の生きる支えになったのは、「仲間」でした。
絶体絶命の危機に立たされるたびに、アリスは諦めずに生きることを選びます。
どんな窮地に立たされても、アリスの心の中の希望が消えることはありませんでした。
その理由は、彼が人並み外れた「観察力」と、信頼できる「仲間」を持っていたからです。
アリスは、どんなときでも周りが見えている人間です。
どんなときでも自分中心に考えない人間です。
そんな人間だけが、後悔のない生き方、死に方ができるはずだと教えてくれます。
ドラマの印象だけでこの作品から離れてしまった人は、実にもったいないです。
アリスの苦悩、勇気、覚悟は、漫画でしか味わえません。
漫画でこそ、この物語の醍醐味が味わえますよ。
『今際の国のアリス』の真の面白さが気になる方は、こちらのコミックサイトをチェックしてみてくだい。
《まんが王国》
*今際の国と検索してくださいね。
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