『鬼畜島』は、2022年現在ネットでは、18巻まで配信されています。
この作品、世のグロ漫画好きを心から唸らせた、スプラッター漫画の金字塔です。
僕も初めて読んだとき、「よくぞここまでやってくれた」というのが正直な感想でした。
作者の外薗昌也先生のやりたい放題が爆発した、究極のグロ漫画です。
ですから、グロ耐性のない方は、よくよく注意してこの作品に触れてください。
物語の大筋は、ある目的のために人を殺し続ける鬼畜ファミリーと、その犠牲者たちの殺し合いが基本です。
そこに ”島の秘密”、”鬼畜ファミリー” の秘密が絡んできて、ミステリーとしても面白い展開が楽しめます。
見どころはなんと言っても、鬼畜ファミリーの面々の生きざまです。
彼らの完全に常軌を逸した狂人ぶりに対しては、通常の倫理観などは全く通用しません。
彼らにあるのは、己の欲望だけをひたすら求めることです。
自分にとって価値のない命は、彼らにとっては虫けら同然です。
自分の都合のために、ただひたすら殺すのみです。
それはちょうど、我々が蚊やハエを自分の都合で容赦なく叩き潰すのに似ています。
そこには、良心の呵責や後悔の念などは、かけらもないはずです。
鬼畜ファミリーは、ちょうどこんな感覚で自分たちの都合のいいように人を殺すのです。
この点に関して、彼らは清々しいほど決してブレることがないのです。
誤解のないように断っておきますが、僕は、彼らに対して、感情移入の気持ちもなければ、共感の気持ちもありません。ましてや、価値観の共有などありえません。
それにも関わらず、彼らの生きざまにとても惹かれるのです。
僕は彼らを次のように仮定してみました。
”社会成立以前の原初的な感覚で生きている存在”
つまり、”家族という最小単位の共同体が生き残りさえすればよい、という感覚しか知らない存在”
すると、彼らに対する興味が湧いてきて、その行く末を見届けたいと強く思うようになったのです。
もしあなたも鬼畜ファミリーが気になったら、その行く末を一緒に見守ってみませんか。
よかったらこちらのコミックサイトをチェックしてみてくだいね。
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