『いともたやすく行われる十三歳が生きるためのお仕事』ネタバレと感想 =訳あり少年シリアルキラー登場=

青い背景の都会風景 バイオレンス

かつて妹を少年たちに虐殺された、黒鉄陽人(くろがねあきと)。

少年だった犯人たちは、保護観察処分を受けただけで、反省もなく、今もなお、のうのうと生きている。

犯人への憎しみが消えない陽人は、ある人物に復讐を依頼する。

それは、天使のような殺人者、十三歳のしょーたろーだった。

『いともたやすく行われる十三歳が生きるためのお仕事』は、2021年現在ネットでは、4巻まで配信されています。



主人公・しょーたろーの仕事とは、ズバリ復讐の請負。

一見、無垢な少年にしか見えない十三歳のしょうーたろーが、凶悪犯をあっけなく倒し、いともたやすく拷問し、殺す。

という度肝を抜く展開が続く作品です。



しょーたろーの説明がまったくないまま物語は突然、”残虐な拷問” という、衝撃的なファーストシーンから始まります。



しょっぱなから読者は、物語の世界に強引に引きずり込まれます。



でもこの作品、単なる奇想天外な設定だけでは終わらない予感を感じました。



すべての鍵は、主人公・しょーたろーの人物設定にあります。
そこで今回は、しょーたろーの魅力を紹介します。



まずは、しょーたろーの能力から。

  • 一般人は知り得ない、犯人に関する詳細な情報を集める能力
  • 何をすれば相手に致命的なダメージを与えられるかを分析する能力
  • どんな窮地に立たされても、相手にスキを見せない冷静さ
  • 常に事態の先を読み、相手を翻弄する力
  • 相手との体格差がハンデにならない身体能力

しょーたろーは、数えあげたらきりがないほどの天性の能力を持つ殺人者なのです。



そして、しょーたろーをめぐる多くのも読者を引きつける魅力です。
何よりも気になるのは、彼の過去や背景です。

  • 親はいるのか。どんな環境で育ったのか。
  • 普段どんな生活をしているのか。
  • なぜ殺しに手を染めることになったのか。




また、しょーたろーの状態も気になります。

  • 相手が凶悪犯だろうと、国家権力だろうと、何の動揺も見せない
  • 人を拷問し殺すことに何の躊躇もない

これを十三歳の少年がやってのけてしまうからたまりません。



十三歳の少年になぜそんな事ができるのか。
いつのまにか読者はしょーたろーから目が離せなくなってしまうのです。



いったい、しょーたろーとは何者なのか。

  • 何かとんでもない闇を抱えているのか。
  • 中身が何もない空っぽの存在なのか。
  • 現実にはありえない、善悪を超えた存在なのか。

この謎が解けたとき、どんな結末が待っているのかとても楽しみです。





前代未聞の殺人者しょーたろーの行く末が気になる方は、こちらのサイトをチェックしてみてください。



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