後輩へのパワハラで交番にとばされた、元刑事部のエース・藤部長。
安定収入だけを目当てに、たまたまなれた公務員が警官だった・川合。
図らずも出会ってしまう二人。
ある意味、最強のコンビが誕生する。
『ハコヅメ~交番女子の逆襲~』の魅力とは
警察のリアルを余すところなく暴露する、爆笑警察漫画。
実に面白いし、実にためにもなる異色作です。
数あるおすすめポイントの中から今回は、「セリフの魅力」と「キャラクターの魅力」を紹介します。
セリフの魅力
特に面白いのは、藤部長と川合の愚痴合戦。
ただのワガママなら魅力なんて感じるはずもないけど、彼女たちの口から出てくる本音に、思わず共感してしまいます。
二人が意気投合したときの掛け合いは、笑いをこらえきれない面白さ。
あまりにも率直な本音に、こらえきれずに笑っちゃうという感じです。
本音が持つ独特の「おかしさ」が味わえるのです。
更に「シリアスな問題提起」や、「しびれるセリフ」もあり、何度も読み直したくなります。
キャラクターの魅力
今回は、主人公の川合についてひとこと。
彼女は熱い警官魂の持ち主でもなければ、正義感に燃えているわけでもありません。
彼女はただ、安定収入が目当てで警察官になっただけなのです。
そんな彼女ですが、いざ任務となると、最後までやり通す気概を見せます。
抑えきれない正義感にかられてじゃありません。
その理由は、ただ引くに引けないだけ。
これってリアルな本音ですよね、
でも、なんだかんだ行っても、彼女は警察官なのです。
きれい事じゃない警察官のリアルを心の底では受け入れているのです。
他の登場人物たちもそうなのですが、こんな等身大の人物設定がこの作品の魅力のひとつです。
まとめ
この作品の「セリフの魅力」も「キャラクターの魅力」も読者の共感を呼ぶところから来ています。
この共感は、日常の生活感覚に支えられたものです。
この日常の生活感覚に支えられた等身大の人物たちが本音を言い合いながら、懸命に生きている姿を描いたのがこの作品なのです。
キャラクターにこんなにも惹きつけられる漫画は、他にはありません。
それに、警察官の日常を描いているだけなのに、こらえきれないほどの笑いがこみ上げてくるなんて、初めての経験でした。
すべての方におすすめします。
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