あの大人気作『悪の華道を行きましょう』は、待望の続編も配信され、いまだに根強い人気を誇っています。
結婚式の最中に前世の記憶がよみがえったセレスティーヌ。
それまでの行いのつけがまわり、醜い中年男の元へ嫁がされるのだ。
ところが、相手の顔を見た途端、思いも寄らなかった感情に襲われ、戸惑うことになる。
二人の心が通じ合うまでの展開が、スピーディーに、スッキリと描かれ、その必要最小限にまで切り詰められた表現が実に見事なのです。
黒い噂の絶えない、冷酷無比な旦那様がセレスだけに見せる、”心の内が現れた素直な表情”。
凛とした美しさを誇るクールビューティー・セレスが、旦那様にだけ見せる”子供のような柔らかい微笑み”。
ふたりとも実に魅力的です。
特に注目してもらいたいのが、旦那様の「表と裏の顔の魅力」です。
世間のイメージは、ガマガエルそっくりの禿デブオヤジの旦那様。
でもセレスの前では、ゆるキャラにしたいほどの癒し系シルエット。
このときの旦那様は、何度見ても愛おしいのです。
そうかと思えば、王子に一泡吹かせるために、公の場にセレスとともに登場したときの旦那様。
人を寄せ付けない鋭い眼光と、貫禄たっぷりの佇まいを見せるのです。
このときの旦那様は、何度見ても実にキマっています。
こんなふうに、その時々の旦那様の姿がとても印象に残るのです。
短編にも関わらず、こんなにも人気が長続きするのは、登場人物たちの姿を見ているだけでも楽しいからです。
構成やストーリーだけでなく、絵でも魅せる『悪の華道を行きましょう』。
僕にとっては、何度読んでも飽きない作品のひとつです。
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