この作品は、超絶大ヒットラノベのコミカライズ版です。
後宮内の権力争いを舞台に、薬草を見ると目の輝きが変わる薬草マニア猫猫(マオマオ)の活躍を描いたミステリーです。
”欲望渦巻く人間関係” から ”ギャグ・コメディ” まで幅広い魅力満載で、読み始めたら途中ではやめられない面白さです。
実はこの作品、コミカライズ版が2種類あるのです。
好みの分かれるところですが、僕のおすすめは、月刊ビッグガンガン版です。
ビッグガンガン版は、コミカライズするにあたってのキャラクター設定が実に秀逸で、表情の繊細な表現が特徴です。
「小説の読者が抱く、登場人物たちの脳内イメージ」にぴったりな人物もいれば、それを超えてくる人物もいて、すべての人物が実に生き生きとしたユニークな存在感を示しています。
特にヒロインの猫猫(マオマオ)は、今までにない異色のヒロイン像が魅力なのですが、性格、容姿、雰囲気、どれも原作のイメージにぴったりです。
ぜひ注目してもらいたいのが、マオマオの魅力がよく分かる次のようなシーンです。
- 自分が置かれた状況や物事を達観してとらえ、クールでふてぶてしいところ。
- 薬草のこととなると目の色が変わり、好奇心と歓喜が入り混じった恍惚の表情をみせるところ。
- 薬剤室に足を踏み入れた途端、嬉しさのあまり小躍りする無邪気な様子。
- 色目を使ってくる壬子(ジンシ)を、まるで毛虫を見るような目で見るぶしつけなところ。
一味違ったヒロイン・マオマオの印象的な姿を絵で見れることが、コミカライズの一番の醍醐味です。
人を選ばない、楽しさ満載の作品であることは間違いありません。
すべての方におすすめします。
今までにないヒロインが気になる方、すぐに読んでみたい方は、こちらのサイトをチェックしてみてください。
《まんが王国》
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