『わたしの幸せな結婚』ネタバレ =珠玉の名シーンを紹介=

man and woman holding hands walking on seashore during sunrise 恋愛
わたしの幸せな結婚の主人公ふたり

『わたしの幸せな結婚』【分冊版】は、2022年現在ネットでは、20巻まで配信されています。

長年に渡る虐待により、泣くことも、笑うことも忘れてしまった美世

謝罪以外の言葉を口にできず、自分の存在意義を奪われた美世

そんな彼女が、過酷な環境を生き抜き、自らの手で幸せをつかむ姿を描いた、珠玉の再生物語です。


美世と婚約者・清霞(きよか)の心が、お互いに通い合うきっかけになったシーンがいつまでも忘れられません。


そのシーンは、美世のこれまでの人生を想像させるもので、胸が締め付けられます。



ある日の朝、美世が作った朝食を清霞が ”美味い” と褒めたときのことでした。


この些細な褒め言葉を聞いた瞬間、”美世の、いまだ魂の宿らない空虚な瞳” から涙がこぼれ落ちます。


美世は、”久しく感じたことのなかった人間らしい感覚” がまだ自分に残っていたことに戸惑います。


このとき彼女は、再生への一歩を確実に踏み出したのです。


数ある名シーンの中でも一番心に残るシーンです。


一方、美世のそんな姿を見た清霞は、彼女がこれまで置かれてきた環境が気になり始めます。


清霞のこの思慮深さは、その後も美世を助ける大きな要因になるのです。


このシーンは、美世の背景、清霞の人間性が一瞬にしてわかる点でも珠玉のシーンです。



その後、美世清霞の心の結びつきが少しずつ強くなっていく過程が丁寧に描かれていきます。


この過程がじっくり描かれていることが、この物語を読みごたえのある深いものにしています。


また、主人公二人の心の結びつきが、本物で揺るぎないものであることが、説得力を持って描かれているため、二人の身にどんな危機が訪れようとも、安心して物語の展開を楽しむことができます。


愛の力で支え合っている二人に敵うものはありませんね。


文字通り、二人は無敵です。



こんな無敵な二人の物語が気になる方は、こちらの電子コミックサイトをチェックしてみてください。



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