【実話】漫画『虐めを待つ人』この事実から目を背けてはいけない。

孤独に膝を抱える子供 虐待

『虐めを待つ人』は、2021年現在ネットでは、3巻まで配信され、完結しています。



もしもあなたが、児童虐待の実態を知らなければ、きっとこの作品に衝撃を受けるはずです。


この作品は、原作者の実体験がもとになっています。


主人公・妙子は継母からだけでなく実の父親からも虐待を受け続けます。


その実態は、読んでいてもあまりにも理不尽で、怒りと悲しみが猛烈に湧き上がってきました。


子供だった妙子は、抵抗することも、逃げることもできず、”今日の分の虐めが終わるまで” と自分に言い聞かせ、ただじっと耐えるより他に、なすすべがなかったのです。


本当に、こんな理不尽なことってあるでしょうか。


具体的には被害者たちに何もできない僕は、せめてこの痛ましい事実から目を背けずに、妙子たち兄弟の行く末を最後まで見届けようと強く感じました。


ここまでひどいことが実際に行われているのだとしたら、他人事として済ましてはいられない、無知ではいられないと思いました。


深刻な問題を正面から扱った作品なので、すべての方に無条件にはおすすめできませんが、 僕は、虐待サバイバーの実際の話が読めて、とても良かったです。



この作品を読むにあたって一つ知っておいてもらいたいことがあります。


それは、コミックサイトのレビューでよく見かけるのですが、「1巻を読み終えて、あまりもの虐めの酷さに、それ以上読みすすめる気になれなかった。」というコメントがあるのです。


無理もないと思います。


でも実はこの作品、3巻まで読まないと作者の主張がわからずじまいになってしまう、という構成なのです。


ですから、児童虐待の問題をより詳しく知りたい方は、ぜひ3巻まで読みすすめることを強くおすすめします。


虐待された児童を救うことはもちろんのこと、”する側の親を救う” という発想に、この問題の根本的な解決に向けての、一つの希望を見た思いです。


もし気になる方は、こちらのコミックサイトをチェックしてみてくだい。



《まんが王国》

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