ヒロイン・黄 冷琳(れいりん)を羨む朱 慧月(けいげつ)は、冷琳を高楼から突き落とした瞬間、道術の力で互いの体を入れ替えることに成功する。
自分を襲った罪で、処刑宣告された冷琳だが、閉じ込められた地下牢の環境は思いのほか楽勝。
なぜ彼女は平気な顔をしていられるのか。
冷琳は、単に世間知らずの鈍い雛女(ひめ)ではありません。
虚弱のため、常に死と隣り合わせの生活を送ってきた彼女は、文字どおり「鋼のメンタル」の持ち主だったのです。
ましてや、慧月と体が入れ替わり、健康になった彼女には恐れるものなど何もないのです。
嫌われ者の慧月の体を持つ冷琳は、当然のことながら迫害を受け、追放された先は、人が住めるような場所ではありません。
ところが、今や健康な体を持つ冷琳にとって、そこはまるで「天国」なのです。
土地を耕し、作物を植え、日々の糧を自炊して食べる。
今まで、何一つ自分ですることが叶わなかった冷琳にとって、これほど充実した暮らしはないのです。
その喜びを噛みしめる冷琳の姿は、実に実感がこもっていて、心から共感できます。
そんな、慧月の体を持つ冷琳の行動に、事情を知らない周りの者達が翻弄されていく展開が、とにかく楽しい作品です。
もしあなたが何かに悩んでいるとしたら、冷琳の ”前向きに生きる姿” に元気がもらえることは間違いありません。
すべての方におすすめします。
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